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「南蛮人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南蛮人の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
ぬ!」と卜伝はにべもなく、「活ける人間の五臓を取って、薬を製するとは天魔|羅刹、南蛮人なら知らぬこと、本朝では汝一人! 云い訳聞こう、あらば云え!」 「ははあ、....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
如きは、その違犯者に対して随分厳罰を科したのであった。一体、薩摩は当時のいわゆる南蛮人が夙《はや》くから渡来した地方であるから、煙草の如きも比較的早くよりこの地....
十二支考」より 著者:南方熊楠
』に出づ。慶安元年板『千句独吟之俳諧』には「枕上の時鶏に夢を醒《さま》されて」「南蛮人の月を見るさま」と時鶏の字を用い居る。 古アテネで娼妓を牝鶏と綽名《あだ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
補助を受けてやった仕事なのですが、長さが十八間、幅が五間半、高さが十四尺、乗組は南蛮人を合わせて百八十人という多勢ですが、どうもこの地へ来て見ると、ここでそれだ....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
充たした銀製の箱、さまざまの形の古代仏像、青銅製の大香炉、香を充たした香木の箱、南蛮人の丸木船模型、羅針盤と航海図、この頃珍らしい銀の時計、忍び用の龕燈提灯、忍....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
まようて、この播州へ入り込んで領主の赤松に捕えられた。赤松も法師じゃで、頼りない南蛮人をむごうは取り扱わず、わが城中に留め置いてねんごろに養うているうちに、かれ....
早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
で黄金《こがね》に見えるんだよ。あたしはこの術を切支丹屋敷《きりしたんやしき》の南蛮人《なんばんじん》に聞いたんでね。道具がちっとも揃ってないから、いくらかちか....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
らの田舎の人や町人が、滅多に煙草など持っているはずがない。煙草の味を教えたのは、南蛮人だそうであるが、日本で栽培するようになってからでも、高価なので、上方あたり....