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「南越〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南越の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
々に変化し殊に虎を使うて人を害するなど天狗や山男と手際《てぎわ》が違う。とにかく南越地方固有の迷信物だ。鳥と虎と関係ありとする迷信はこのほかにも例がある。ヴォワ....
李陵」より 著者:中島敦
こう》にまで封ぜられ、ことに十二年前には伏波《ふくは》将軍として十万の兵を率いて南越《なんえつ》を滅ぼした老将である。その後、法に坐《ざ》して侯を失い現在の地位....
猿ヶ京」より 著者:佐藤垢石
この三国峠など越える人はいない。殊に、この二十年ばかり、上越線が開通してからは、南越後の人も、上州の人も、すべて鉄道を利用して、三国峠を見捨ててしまったらしい。....
」より 著者:佐藤垢石
越国境の茂倉岳から西へ続く谷川岳と万太郎山の裏山の谷間に源を発している。そして、南越後の峡谷を北へ向かって白く流れて二十里、この川口で大きな信濃川に合している。....
三国志」より 著者:吉川英治
いる以上、大安心はしているが、漢中の張魯と、呉の孫権はいつも頭痛のたねだ。ことに南越の境には、のべつ敵の越境沙汰がたえない。この患いを除くにはどうしたものであろ....