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「南都北嶺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

南都北嶺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
して、天狗《てんぐ》のように嘲笑《あざわら》いますと、 「これはまた笑止千万な。南都北嶺とやらの聖《ひじり》僧たちも少からぬように見うけたが、一人《ひとり》とし....
法然行伝」より 著者:中里介山
主顕真僧正は、この法門はわれ一人のみ聴聞すべきにあらずと云うて、諸方に触れをして南都北嶺の高僧達を招き集めることにした。文治二年秋の頃、顕真の請によって法然は大....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
た。清水坂の非人は祇園感神院に属し、奈良坂のは東大寺に属しておったから、ここにも南都北嶺争覇の影響が及んでいたものらしく、仁治、寛元年間に縄張争い等の事から軋轢....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
の祇園感神院が延暦寺末であったがために、両者常に相敵視するの間柄であった。かくて南都北嶺の軋轢の結果、この清水坂の俗法師が感神院に属して、東大寺所属の奈良坂法師....