単細胞[語句情報] »
単細胞
「単細胞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
単細胞の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
によれば、スファエレラ・ニヴァリス Sphaerella Nivalis という
単細胞の藻で、二本の鬚《ひげ》がある。水中を泳ぎ廻っているが、また鬚を失って円い....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
、いつの間にかその発達にすら適合するように変化していたのだ。有機物の発生に次いで
単細胞の生物が現われ出た。そして生長と分化とが始まった。その姿は無機物の結晶に起....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
しかもこれらの生物が既にあれほどまでの進化の程度に達している所からみると、始めて
単細胞生物が地球上に定住して以来カムブリア紀までに経過した歳月は、少なくも同紀か....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
を採取して、顕微鏡にかけて覗いてみたまえ。諸君は眼の前に、無量無数に浮游している
単細胞生物の拡大像を発見するであろう。将来一切の生命の共同の祖先となるべき元始細....
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
一小部分の傷害が全系統に致命的となりうる恐れがあるようになったということである。
単細胞動物のようなものでは個体を切断しても、各片が平気で生命を持続することができ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
房は日を経るままに段々とその大きさを増すのだが、花後直ぐにその室の外側の壁面から
単細胞の毛が多数に生えて出て来、子房の増大とともにこの毛もともに生長して間もなく....
「俳優への手紙」より 著者:三好十郎
な姿で、ダラダラと生き続けていたに違いないのである。切っても切っても生きつづける
単細胞動物の様にダラダラと現在までも今後も形の上だけでは「永続」していたに違い無....