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博文
「博文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
博文の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
青年文」「女学雑誌」「文芸倶楽部」などのバック・ナムバアと、ユニオンの第四読本と
博文館の当用日記とが積んであるのを清逸は見て知っていた。机の前の壁には、純次自身....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
うし》の御前《ごぜ》に往《い》ってごらんなさると立派な花崗石《かこうせき》で伊藤
博文さんが書いた「天下之糸平」という碑が建っております。それは、その千載にまで天....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
引っ掻きまわされてあったが、これは速水のやったものに違いなかった。欄間を飾る伊藤
博文公の額もブランと宙に下っているし、床の間からは掛軸が外され、青銅製の釣鐘の置....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
人がきて、「さっき警報発令前に、麻布十番へ焼夷弾が落ちた」と話して行った。きょう
博文館の新青年女史がきて「あれは十番のカーブを電車が急に通った時に高音を発し、そ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
一生懸命になって読んだ。たぶん早稲田から出た遠藤隆吉の社会学であったか、それとも
博文館から出た十時何とかいう人の社会学であったか、それともその両方であったかを読....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
思い出のある抜書き類も、先年の震災でみな灰となってしまった。 そういう時代に、
博文館から日本文字全書、温知叢書、帝国文庫などの翻刻物を出してくれたのは、われわ....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
一都市の勃興も滅亡も一人一家の功名も破滅も二十五年間には何事か成らざる事は無い。
博文館は此の二十五年間を経過した。当時本郷の富坂の上に住っていた一青年たる小生は....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
の文章なぞは、大いに世を動かしたものであった。 内田魯庵君の著『きのふけふ』(
博文館発行)の中に、この頃の私のことは書いてあるから、私の口から申すのはこれくら....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
(著者の名は忘れた、二冊もの)以上、『帝国文学』の広告を見よ。 文学ものでは、
博文館の通俗百科全書中の文学論、折々言う抱月の近代文芸の研究、それから早稲田の文....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
また一つは大方の御参考にしたいと思う。 巻頭に置いた『崩れる鬼影』は昭和八年、
博文館から創刊された少年科学雑誌「科学の日本」に書き下ろしたものである。極く単純....
「おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
に探偵小説の「活人形」というのがあり、「聾の一心」というのがある。「聾の一心」は
博文館の「春夏秋冬」という四季に一冊の冬に出た。そうしてその次に「鐘声夜半録」と....
「読書雑感」より 著者:岡本綺堂
い出のある抜き書き類も、先年の震災でみな灰となってしまった。 そういう時代に、
博文館から日本文学全書、温知叢書、帝国文庫等の飜刻物を出してくれたのは、我々に取....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
痴居士の著作のみを択みて、「春日局」「義士誉」「春雨傘」「新七つ面」。 ○四月、
博文館より『演芸倶楽部』第一号を発刊。三年の後、『演芸画報』に合併す。 ○四月二....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
窓をおおわれた暗い六畳の部屋だったが、その後私もその同じ部屋に宿を借り、そこから
博文館へ通ったのであった。近松秋江氏が筑土の植木屋旅館からここの離れへ移って来て....
「芝、麻布」より 著者:小山内薫
突き合わせて、教師も生徒もなしに、懇談をする、というような状態だった。 或時、
博文館の「太陽」が募集して、私が選をした懸賞脚本の話をしていると、一人の学生がお....