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博覧
「博覧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
博覧の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
寒さを感じました。ハミルトン氏の用というのは来年セントルイスに開催される大規模な
博覧会の協議のため急にそこに赴《おもむ》くようになったから同行しろというのでした....
「江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
、紅葉さんなんかと友人で、文墨の交がある位で、ちょっと変った面白い人で、第三回の
博覧会の時でしたかに、会場内の厠の下掃除を引受けて、御手前の防臭剤かなんかを撒か....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
烏帽子もともにこの装束は、織ものの模範、美術の表品、源平時代の参考として、かつて
博覧会にも飾られた、鎌倉殿が秘蔵の、いずれ什物であった。 さて、遺憾ながら、こ....
「第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
、燈も明し、ぱっとして畳も青い。床には花も活って。山家を出たような俊吉の目には、
博覧会の茶座敷を見るがごとく感じられた。が、入る時見た、襖一重が直ぐ上框兼帯の茶....
「諸国の玩具」より 著者:淡島寒月
例の珍らしいもの、変ったもの、何んでもに趣味を持つ僕の事ですから、この間三越の小児
博覧会へ行った。見て行く中に、印度のコブラ(錦蛇あるいは眼鏡蛇)の玩具があったが....
「飯田蛇笏」より 著者:芥川竜之介
実は君の諳誦なんだからな」とやっと冷笑を投げ返した。と云うのは蛇笏を褒めた時に、
博覧強記なる赤木桁平もどう云う頭の狂いだったか、「芋の露連山影を正うす」と間違え....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
もしれない。 ほかに実写が二つ三つあつた。一つはサンフランシスコかどこかの万国
博覧会であろう。大きな人工的な池がある。天よりも高いところから池の水面に達する幅....
「北斗帖」より 著者:違星北斗
無智な為かは知らねども 見せ物として出されるアイヌ 白老のアイヌはまたも見せ物に
博覧会へ行った 咄! 咄※ 白老は土人学校が名物で アイヌの記事の種の出どころ ....
「茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
る、固より茶の湯の真趣味を寸分だも知らざる社会の臆断である、そうかと思えば世界大
博覧会などのある時には、日本の古代美術品と云えば真先に茶器が持出される、巴理
博覧....
「あゝ二十年」より 著者:上村松園
雪 とうとう二十年来の肩の重荷をおろしましてほっといたしました。ふりかえってみますと、私が十五歳の折り、内国勧業
博覧会に「四季美人図」を初めて出品いたしまして、一等褒状を受け、しかもそれが当時....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
獄、餓鬼、畜生、三途が相当だ。早い処が、舞台で、伯竜の手から、羽衣を返された時、
博覧会の饅頭の香気がした……地獄、餓鬼、畜生、お悦さん。」 「ええ、そうして、強....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
なった。 「承れ、いかに近常――と更る処だわね。手拭の床几でさ。東京に美術工業大
博覧会がある。外国に対しても晴の仕事じゃから、第一は、お国のため、また県のため、....
「西航日録」より 著者:井上円了
たるは、その最も奇観とするところなり。シンガポールおよびペナンのごときは、人種の
博覧会と称して可なり。公園は市街を去ることおよそ里ばかりの山麓にあり。山の形状は....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
を譲る。ただし、図書館内に一八三二年以来の各種の新聞を保存せるには驚けり。つぎに
博覧会陳列場跡なる水族館に至る。その闊大なるは、他にいまだ見ざるところなり。 ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
国の皆さんの確固たる原則的態度と同時に大きな友情を感じております。とくに過日農業
博覧会において農作物の爆発的な増産をする姿をみ、また工場建設の飛躍的な発展をみま....