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卞
「卞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
卞の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蕎麦餅」より 著者:田中貢太郎
唐の元和年中のことであった。許州の趙季和という男が東都に往く要事が出来たので、家を出て
卞州の西になった板橋店まで往った。 その板橋店には三|娘子という宿屋があった。....
「弟子」より 著者:中島敦
一 魯《ろ》の
卞《べん》の游侠《ゆうきょう》の徒、仲由《ちゅうゆう》、字《あざな》は子路という....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
くはもちろんながら、山羊、綿羊共に決して一汎《いっぱん》にいわるるほど柔順でなく
卞彬《べんぴん》は羊性淫にして很《もと》るといった。很は〈従い聴かざるなり、また....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
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「三国志」より 著者:吉川英治
た曹植が、その蒼ざめた顔をあげてふと見ると、それは自分たち兄弟を生んだ実の母たる
卞氏であった。 「あっ……わが母公」 植は思わず伸び上がって嬰児の如く哀れを乞....