印半天[語句情報] » 印半天

「印半天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

印半天の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
東上記」より 著者:寺田寅彦
草の煙に消すも残念なり、いざや人物の観察にても始めんと目を見開けば隣りに腰かけし印半天の煙草の火を借らんとて誤りて我が手に火を落しあわてて引きのけたる我がさまの....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
》切《き》り通《どお》しを通行の際、ふと川上一座と襟《えり》に染《そ》めぬきたる印半天《しるしばんてん》を着せる者に逢い、思わずその人を熟視せしに、これぞ外《ほ....
怪青年モセイ」より 著者:夢野久作
みた。細長いダンヒルのパイプに鼻の横のパラパラしたニキビが、よくうつった。次には印半天を着せて、赤いビラを振り撒かせてみた。その次には尺八を吹かせて荒格子の前に....