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「印地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

印地の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
康の誤算なき誤算なのだ。決死の軍に超数学的の援兵がある真実は、幼少の時、阿部川の印地打ちの勝敗を予言したほどの家康は、知って知り過ぎている、それがなお且つ、それ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
行事を廃すれば雨ふらず、もし雨ふれば鼠大いに生じて田を荒すと。わが邦に昔行われた印地打《いんじう》ちだ。『日吉《ひえ》社神道秘密記』に鼠の祠は子の神なり、御神体....
梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
のうちに物々交換をする訳なのである。 この石投げということは、俳諧の季題にある印地打ということなので、この風習は遠い昔に朝鮮から伝来したものらしく、今でも朝鮮....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
水墨画の美を挙げる。外国人が最も心をひかれるのも水墨画であるという。現にさき頃仏印地方に日本画の展覧会を開いた時も最も好評を博したのは水墨画であったという事であ....
三国志」より 著者:吉川英治
火の燎原と化せしめ、その広汎な陣炎は、北は蒙疆の遠くを侵し、南は今日の雲南から仏印地方(インドシナ半島)にまでわたるという黄土大陸全体の大旋風期であった。大乱世....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
夜を始めとし、かつては我民族の間に重く視られたかと思う五月二十八日、または中世の印地打ちの日として、記録にも残っている四月二十二日等、これから問題として注意して....