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印璽
「印璽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
印璽の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
に日本の国権を有するところへ案内せられよ、かつまた真に日本皇帝の書であるならその
印璽が押してなければならない、それさえない一片の紙をどうして外国のものが信ずるこ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ルジョア大学となって了った。 今日では法王に代って、このブルジョア大学の総長の
印璽が神聖哲学や神聖科学にサンクションを与える。凡そ之にそむくものは、科学的に真....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
び出そうとしてるかと思われる。物語の書物に書かれてる怪物のようである、ソロモンの
印璽《いんじ》の下にアラビアの手箱の中に閉じ込められてる悪鬼のようである。――ま....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ろう。
綸言は重いもので、授けた物に相違はないが、
それを確めるには書物がいる、
印璽がいる。
方式に※うように、それを調えて取らする事は、
その司のものが然るべ....
「三国志」より 著者:吉川英治
外へ出て行った。そして、曹彰を出迎えると、曹彰は彼を見るとすぐ云った。 「先君の
印璽や綬はどこへやったかね?」 賈逵は色を正して答えた。 「家に長子あり、国に....