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危岩
「危岩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
危岩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
釈迦の割石と富士山中の第二高点、見ようによっては、剣ヶ峰より高く見える白山ヶ岳の
危岩が仰がれ、そのくぼみには、シャモニイの氷河の古典的なるが如くに、富士の万年雪....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
、この嶂壁の中間にある幾条かの割目を探り、岩角に咬りついて登るのだ。峰頭を仰ぐと
危岩が転げ落ちそうで、思わず首がすくむ、足下は何十丈だかしれぬ深谷、ちょっとでも....
「雨の上高地」より 著者:寺田寅彦
峻険になって来るのが感ぜられた。崖の崩れた生ま生ましい痕が現わになり渓流の中にも
危岩が聳え立って奔流を苛立たせている処もある。 大きな崖崩れで道路のこわれたあ....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
る岩峰にして、峰頭二裂し、東南に向って八ツ峰と称する山稜を派出せるもの也。是より
危岩錯立、登攀困難を極む。主として南側を搦み、十時二十分、長次郎谷の登路と合す。....