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「危機感〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

危機感の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
澪標」より 著者:外村繁
たという。つまりそんな危険な状態がかなりの間続いたらしい。しかし母の大病や、その危機感についての記憶は全くない。その時、私達兄弟は祖母の許に預けられていた由であ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
かいあるな」 と、宮門まで強気な伝令もあったりしている。にもかかわらず、洛内の危機感は、刻々、不気味さを濃くしていた。玉座をまもる侍臣のあわてふためきも度を過....
私本太平記」より 著者:吉川英治
羅全面、戦塵漠々のとどろきで、よくわからなかったが、ただしかし、彼がじっと、その危機感に耐えていたことにはちがいない。 彼には、ひそかに、待つものがあった。 ....