即位式[語句情報] »
即位式
「即位式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
即位式の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
くものであるかの様に感じて居た。余は明治元年十月の生れである。即ち明治天皇陛下が
即位式を挙げ玉うた年、初めて京都から東京に行幸あった其月東京を西南に距る三百里、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
せず、崩ずるに及び号呼|涕泗《ていし》して疲瘠《ひせき》す。真宗|嗣《つ》ぎ立て
即位式に先導せしむると鳴吠《めいはい》徘徊して意忍びざるがごとし、先帝の葬式に従....
「菊人形」より 著者:宮本百合子
い。ノギ・トウゴーの名が建築家である若い父のまわりで鳴りひびいた。エドワード七世
即位式の道すじに座席が与えられた。そういう父から、母へ来たのはインド洋をこしての....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
く、ずいぶん余裕の少ない御経済であったことはいうまでもない。費用のないところから
即位式をも往々にして省略されたのは、けだしそのためであろう。しかしながら恒例の節....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ら、彼はジョンドレットの女房を見た時必ずふきだしていたに違いない。シャール十世の
即位式に列した武官の帽子にかなり似寄った羽のついた黒い帽をかぶり、メリヤスの裳衣....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
と言った。
二百二十一人の者がルイ・フィリップを王とした。ラファイエットがその
即位式をつかさどった。彼はそれを最上の共和政と呼んだ。パリーの市庁はランスの大会....
「三国志」より 著者:吉川英治
黙、そのほかのおびただしい文武官は毎日のように会議して大典の典礼故実を調べたり、
即位式の運びについて、議をかさねていた。 建安二十六年の四月。成都は、成都が開....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
日やこの秋にある大嘗会 これは大正三年の元日の心持で、三年の秋には大正天皇の御
即位式がある、その目出度い年だということを元日に特に思い浮かべたのであります。 ....