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卸売
「卸売〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
卸売の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
す、トコロが案外、サッパリ売れませぬ、最初は四十銭のを六十銭、二十銭のを三十銭の
卸売ということにしたのですが、夜店出しは勿論、各地方の本屋が買わない、そこで六十....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
部屋に戸締りをつけてやると、安心して寝た。その兄はシャツ、ズボン下など莫大小物の
卸売をして居るので、彼女も少しミシンを稽古して置きたいと云う。承知したら、彼女は....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
得意先や、日本一だという毛織物会社の人が来ると、――この会社の一手販売をしている
卸売業なのである――上等の御茶を、上等の茶器を使って出す。お湯はたえずたぎらせて....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
に隔世の感がある。 コンミッションの問題はほかにもあった。中村屋も最初のうちは
卸売りをした。本郷から麹町隼町、青山六丁目辺りまで、毎日小僧が卸しにまわる。その....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
たこの製造家には二様ある。一つは卸向きのもの、他は小売向きの品も製造するにあり、
卸売向きのは原料低廉ならでは引き合わぬため、洋粉、砂糖等の主なる原料は粗悪なもの....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
むるに造る者と用うる者は顔など会わすことは少ない。両者の間に仲買《なかが》いあり
卸売《おろしうり》あり小売《こうり》あり数人の媒介《ばいかい》を経《へ》て、我々....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
」といった。 コン吉がひったくってその紙を見ると。 破格廉価大特売 (
卸売《おろし》の部) 南針峯《エイギュイユ・デュ・ミデイ》………………………三〇....