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厚誼
「厚誼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
厚誼の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
そうでございますとも。……瓜生ノ衛門、今更ながら御父上から受けました四十年の御
厚誼、つくづくと身に沁みまする。……(涙して)しがない瓜作りの山男を……これまで....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
和する旁ら、機会あるごとに力を文学方面に伸ばさしめようと婉曲に慫慂した。二葉亭は
厚誼には感謝したが、同時に頗る慊らなく思っていた。 が、三山の親切に対して強て....
「墓」より 著者:正岡子規
のだ。実に有り難い。諸君。諸君には見えないだろうが僕は草葉の陰《かげ》から諸君の
厚誼《こうぎ》を謝して居るよ。去る者は日々に疎《うと》しといってなかなか死者に対....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
もよい参考書となるはずでありましたので、心惜しく思います。 本書の出版に関して
厚誼を受けた新井直弥、南方靖一郎の両氏に、また補筆のため私に静かな室を与えられた....
「ワーニャ伯父さん」より 著者:神西清
願ったのは、じつは皆さんの協力と助言を仰ぎたいからなのでして、平ぜいの皆さんのご
厚誼に甘えて、わたしの期待は叶えて頂けるものと信じております。わたしは学問をする....