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原初
「原初〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原初の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
を生んだのだ。そうしてその故に、――そこにまだわずかにせよ残っているかも知れない
原初の崇高な形相にまで、私のようなものの心をあくがれしめるのであろうか? こんな....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
気質ではないから)私の場合には幸、あなたの云いつけは反《そむ》くまいという努力が
原初的な形であるので、それによってフーフー云ってやって、さて成程とわかる式ですね....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
る。 周の文化を代表し、復古主義的な傾向を持っている孔子が、それにもかかわらず
原初的思想、それが孔子なのである。 ではこのような偉大な思想家の「思想」はどん....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
のために十分この画に没入し得ないということはあり得るのである。 法華寺三尊は藤
原初期の作とせられている。しかし第一に、中尊と左右とは著しく時代を異にしていはし....