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原動
「原動〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原動の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
と答えるほかはない。
堺氏は「およそ社会の中堅をもってみずから任じ、社会救済の
原動力、社会|矯正《きょうせい》の規矩《きく》標準をもってみずから任じていた中流....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
来の外家の歴史を書いてわれわれに遺してくれた。今日の王政復古を持ち来《きた》した
原動力は何であったかといえば、多くの歴史家がいうとおり山陽の『日本外史』がその一....
「地球を狙う者」より 著者:海野十三
っき君がいいだした火星の運河といわれる黒い筋の話だが、わしの研究によると、あれは
原動力輸送路だ。これに似たものをわれわれ地球上に求めると、送電線とかガス鉄管とか....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
して肉体の力のみが主として生活の手段である時期を通過した。頭脳もまた生活の大きな
原動力となり得べき時代に到達した。女性は多くを失ったとしても、体力に失ったほどに....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
間はもちろん、人類のある限り恐らくなくならないであろう。闘争心は一面、文明発展の
原動力である。しかし最終戦争以後は、その闘争心を国家間の武力闘争に用いようとする....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
認め、急速に方向を轉換するに到つた。 自由主義は人類の本能的欲求であり、進歩の
原動力である。これにたいし、統制は專制と自由を綜合開顯せる指導精神であり、個々の....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
そのやりかたの良し悪しによって、この宇宙艇隊の乗組員の健康を良くも悪くもし、また
原動力の能率を良くも悪くもするのだ。しかもそのけっかが、さらに『宇宙の女王』号の....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
車は前のものよりも、すこし重量を増して、四十トンちかくとなったが、これは主として
原動機を三個に分けたためであった。 岡部伍長と工藤上等兵のほかに、もう二名の兵....
「毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
ろうとは、すこし気の毒だったなあ」 燻精の指導ぶりは、目のさめるようであった。
原動機は廻転し、ベルトはふるえ、軸は油をなめまわし、攪拌機はかきまわし、加熱炉は....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
の袋の表面を見ると、「世界一の発明。引力|相殺装置」とか「世界一の発明、宇宙線を
原動力とせる殲滅戦兵器」とかいった具合に、どれを見ても、名称の上に「世界一」を附....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
いくら豆つぶみたいな星でも、星を動かすには、たいへんな力がいるわけでしょう。その
原動力はどうしますか」 「知っているじゃないですか、川上君。原子力というものを使....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
にかく私の、いま持っている狙いは、『魔の空間』を撃墜するためには、『魔の空間』の
原動力になっている、強くて周波数の高い震動を、なんとかして邪魔して停止させること....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
宗派的論争には興味を有たない。何となれば、そはただ怨恨、嫉妬、悪意、排他的感情の
原動力以外の何物でもないことを知っているからである。 われ等が宗教を論ずるのは....
「狂人日記」より 著者:秋田滋
と考えてみる。……生きもの? 生きものとはなんであろう。そのもの自体の中に運動の
原動力と、その運動を調節する意志とを有する、魂があるもの。それは何ものにも係りを....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を悩ますものは、この一身を真に君国に捧げている神の如き兵に、いかにしてその精神の
原動力たるべき国体に関する信念感激をたたき込むかであった。私どもは幼年学校以来の....