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原敬
「原敬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原敬の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「誰も知らぬ」より 著者:太宰治
。嘘か、ほんとか、わかりませんけれど、ずっと以前、東京駅で御災厄にお遭いなされた
原敬とは同郷で、しかも祖父のほうが年輩からいっても、また政治の経歴からいっても、....
「縮図」より 著者:徳田秋声
ればならなかった。 八代代議士と倉持との会談も、無論投票に関することで、倉持は
原敬の依頼状まで受け取り、感激していた。 新聞社の前には刻々に情報の入って来る....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
非凡なところがある女という事が知れる。 そうした幸運の人々の中には現総理大臣|
原敬《はらたかし》氏の夫人もある。原氏の前夫人は中井桜洲《なかいおうしゅう》氏の....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
いない、哈爾賓《ハルピン》で亡くなったのはそれから間もないことであった、それから
原敬氏はこれも馬車であったか――たぶん箱馬車と思う――白髪に和服で悠然と納まり込....
「日記」より 著者:宮本百合子
た十分、たった一つの突剣で、大臣と云われ、怨府となってもとにかく政府を支えて居た
原敬が、死に、無力になり、つまり土になってしまう。 ああ! と思う。人間の命。....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
千年来の氏族政治を廃して、藤氏の長者に取って代って陪臣内閣を樹立したのは、無爵の
原敬が野人内閣を組織したよりもヨリ以上世間の眼を※らしたもんで、この新鋭の元気で....
「武鑑譜」より 著者:服部之総
と次長のつく者については住所まで書かれているのである! そのサンプルを、秘書官|
原敬《はらたかし》や三等技師下|後藤新平《ごとうしんぺい》や、奏任五等|珍田捨巳....
「蝸牛の角」より 著者:和辻哲郎
いて国家のための任務をその方便としている人間は、腐敗したものの骨頂である。例えば
原敬のごときに対しては奸獰邪智の梟雄として心から憎悪を抱いていた。
原敬の眼中には....