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原料
「原料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原料の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
ょうごがた》の口へ紙とインクと灰色をした粉末とを入れるだけなのですから。それらの
原料は機械の中へはいると、ほとんど五分とたたないうちに菊版《きくばん》、四六版《....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
貫一郎氏の『ナチス国防経済論』という書物を読んで非常に心を打たれました。ドイツは
原料が足りない。ドイツがベルサイユ体制でいじめられて、いじめ抜かれたことが、ドイ....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
とだが、一|尾か二|尾で足りるものなら、お客は幾人だか、今夜の入用だけは私がその
原料を買ってもいいから。」女中の返事が、「いえ、この池のは、いつもお料理にはつか....
「麻雀殺人事件」より 著者:海野十三
親というのが神戸に居ますが、これは香料問屋をやって、熱帯地方からいろいろな香水の
原料を買いあつめては捌いているのです。阿弗利加の薬種を仕入れる便利が充分あります....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
のを、またもとへ入れて、まただすという仕掛けですよ。そうなれば、いままでのように
原料を使いすてるというやり方は、損だといっています」 ハイロは、エンジンのこと....
「一坪館」より 著者:海野十三
大丈夫よ。そればかりか、妹のつれあいにすすめられて山を買ってね、それがセメントの
原料になるんで、あたしゃ大もうけをしちまったよ。病人どころじゃないやね」 「へえ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
向かってよびかけた。 「はい。ご用はなんですか」 「五分以内に、原子爆弾全部と、
原料ウラニウムを、二十四階に運びあげろ」 「はい。承知しました」 「よし、あれが....
「火星探険」より 著者:海野十三
ンは、まるで馬のようにスピード・アップしている。この調子でゆけば、第一倉庫にある
原料が全部使いつくされるまで、エンジンを停めることはむずかしかろうね」 ひどい....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
成したせいである。 原子力エンジンは、小型のものでも、何億馬力の力をだす。その
原料はすこしでよい。昔はガソリンや石炭をつかっていたが、あんなものはうんとたいて....
「火星兵団」より 著者:海野十三
った突撃隊が、警視庁に勢ぞろいをしたのは、翌日のおひる近くであった。
ガス弾の
原料は、博士の屋敷あとへいくと、いくらでも出て来る。博士は地下の
原料タンクから地....
「怪塔王」より 著者:海野十三
をしらないので、ただ不思議でありました。 「それは、ロケットをうごかす噴出ガスの
原料であるところの薬品に、塩からい海水がしみこむと、だんだん熱してきて、おそろし....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
手を出さなかった。 王立協会の金曜講演には、有用な発見の事をよく話した。ゴムの
原料や、これから出来た材料、エリクソンの発明にかかる太陽熱利用の機械、鏡にメッキ....
「米」より 著者:犬田卯
だが――化成のみならず魚糟配合のようなものでも、今年は品不足で(日支事変のための
原料不足に加えて製造能力の低下のためだという)価額が倍にも騰貴してしまった。そん....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
事が許されないで箪笥に米を入れて秘したもんだが、淡島屋だけは幕府のお台を作る糊の
原料という名目で大びらに米俵を積んで置く事が出来る身分となっていた。が、富は界隈....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
んは段ボールを束にしたのを荷車に積んでひき、本所、浅草方面の得意先へ届け、帰りに
原料の紙を運んでくる。私は早く起きて、朝七時までに割引の往復切符を買って、段ボー....