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原本
「原本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原本の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
は『捜神記』で、ほとんど後世の小説の祖をなしたと言ってもよろしいのです。 この
原本の世に伝わるものは二十巻で、晋の干宝の撰ということになって居ります。干宝は東....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
尽くされるわけのものではありません。もしその全貌を知ろうとおぼしめす方は、どうぞ
原本に就いてゆるゆる御閲読をねがいます」 落雷裁判 清の雍正十年六月の夜....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
なったとみえて、わざ/\薄葉の紙を買って来て、それを人情本所謂小本の型に切って、
原本をそのまゝ透き写しにすることになったのです。お近さんは手筋が好い、その器用と....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
。第一に古書の翻刻が甚だ少ない。 したがって、古書を読もうとするには江戸時代の
原本を尋ねなければならない。 その
原本は少ない上に、価も廉くない。わたしは神田....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
学の部門を過ぎて、古代文献学の書架の前に立ち、フィンランド古詩「カンテレタル」の
原本、婆羅門音理字書「サンギータ・ラトナーカラ」、「グートルーン詩篇」サクソ・グ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
は頗る多いのですが、一般的に最もよく知られているのは、この『夷堅志』であります。
原本は四百二十巻の大作だそうですが、その大部分は散佚して、今伝わるものは五十巻、....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
クである。日本の学会に、その真価が殆ど認められていないのは、甚だ遺憾である。が、
原本はなかなか大部のものであるから、爰には単に要所|丈を紹介するに止める。若しも....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
の速記の原稿を借り出して来て、最初から繰り返して読んだ。速記のやや曖昧なところは
原本と対照して訂正した。そうして出来あがったのが此の一巻である。仮りに題して『支....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
をも加えて、なかなか面白く書かれてある。実に立派な紀行文である。 「牡丹燈籠」の
原本が「剪燈新話」の牡丹燈記であるとは誰も知っているが、全体から観れば、牡丹燈籠....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
がきができそうなことです。) **ドイツで出版された月世界のうそ話。括弧内の文は
原本になく、アメリカ版による。 そこで夜番のたましいは、月の世界の人たちの言棄....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
夏祭の泥試合、伊勢音頭油屋の十人斬などはともかくとして、天下茶屋の元右衛門には、
原本どおり肝を引き抜かせまでするのであるから、耳を覆い眼を塞がねばならぬような所....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
馬琴日記抄』であって、天保二年の分を全冊転印されたのが和田万吉氏の『馬琴日記』(
原本焼失)である。 饗庭氏の抄録本もしくは和田氏の校訂本によって馬琴の日記を読....
「読書雑感」より 著者:岡本綺堂
い。第一に古書の飜刻が甚だ少い。 したがって、古書を読もうとするには江戸時代の
原本を尋ねなければならない。その
原本は少い上に、価も廉くない。わたしは神田の三久....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ることである。この年は十二月六日改元、建保元年となったのだが、恐らく鎌倉でできた
原本には、改元のことが徹底しないで、旧年号のまま日附が記されていたので、定家もそ....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
○本訳書の
原本は Romain Rolland: Vie de Beethoven (Li....