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「原版〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原版の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
なしである、見識や徳義を有する者は一人もない、曾て三円五円の定価で売らせた物を、原版者に交渉もせず一円本の中に入れさせて印税を貪る二重転売者、既に他人の翻訳で刊....
静かな日曜」より 著者:宮本百合子
ワーズの目録を見る。素晴らしそうなのが沢山あり、特にバートンのアラビアンナイトの原版、小画風の插画のあるキング・アーサー物語の新版がひどく興味をそそった。日夏耿....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に、漆《うるし》を一面に塗り、それに鼠の歯を以て彫刻を施し候由、而して出来上り候原版を腐蝕せしむる薬品としては、自身多大なる苦心の上に発明候由、なほ一層苦心した....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
てるものであるが、著者によって象徴的に採用されて、カイエ・ド・ラ・キャンゼーヌの原版の各冊の終わりにつけられていた。 パリーにおいて無関心なあるいは皮肉な沈....
肌の匂い」より 著者:三好十郎
がわからないようにしてくれなければイヤだという約束なんだそうです。――とにかく、原版一枚あたり百圓拂つていると言うんです。燒増しをするたんびに一枚あたり三十圓、....