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原理
「原理〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原理の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ている。もし嘘《うそ》と思う人は日本に於けるアインシュタイン博士、或はその相対性
原理の歓迎されたことを考えるが好い。あれは神秘主義の祭である。不可解なる荘厳の儀....
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
の余慶が均霑《きんてん》されて、労働者がクロポトキン、マルクスその他の深奥な生活
原理を理解してくるかもしれない。そしてそこから一つの革命が成就されるかもしれない....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
いもよらない。帰納法は記述にのみ役立つ。然し本体の表現には役立たない。この簡単な
原理は屡※閑却される。科学に、従って科学的研究に絶大の価値をおこうとする現代にあ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
/原始生成説と萌芽汎在説との融和の可能性/無限の概念に関する哲学上並びに科学上の
原理の比較/観念の自然淘汰 訳者付記 人名索引 先年私がスウェーデンの読者界の....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
発達して来ます。けれども、やはり金で傭って来るのでありますから、当時の社会統制の
原理であった専制が戦術にもそのまま利用されたのです。 その形式が今でも日本の軍....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
ない。我等は國共いづれが中國を支配するかを問わず、常にこれらと提携して東亞的指導
原理の確立に努力すべきである。この態度はまた、朝鮮新建設の根本精神とも必ず結合し....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
遠に滅びないこと――それ等の重要事項が、なかなか良く説かれて居る。今後人類の指導
原理――少くとも具眼有識者の指導
原理は、これ以外にある筈がないであろう。 就中....
「端午節」より 著者:井上紅梅
握る人物が大嫌いだ。この種の人物はいったん権勢を失って、大乗起信論を捧げ、仏教の
原理を講ずる時にはもちろんはなはだ「藹然親しむべき」ものがある。けれど未だ宝座の....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
科全書中の「電気」の章などであった。この外にリオンの「電気実験」、ボイルの「化学
原理大要」も読んだらしい。 否、ファラデーはただに本を読んだだけでは承知できな....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
もそも進化はまず動的状態を予想して初めて説くべきであるから、哲学は進化以上の根本
原理にさかのぼらなければならぬ。この第三の融合的実在論は実在論として終極のもので....
「妖怪学」より 著者:井上円了
に基づきて説明を与うるものなり。すなわち、物理学、化学、天文、地質、生理、心理の
原理原則にその原因を帰するをいう。 以上の三時代、これを概言すれば左の三条とな....
「迷信解」より 著者:井上円了
りである。 易筮は陰陽二元の道理に基づき、『易経』の所説によるものなれば、その
原理はずいぶん高尚のものに相違なきも、これをすべての吉凶禍福に当てはめ、未来を前....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
の理想に向かって心を向けることである。われわれは新興国民として古今東西に通ずる大
原理に立って世界に躍進するゆえんの道を考えねばならぬ。不朽の典籍に親しんでその良....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
論哲学を講じ、外に出でて実際哲学を説くゆえんなり。これ、余が理論上、教育、宗教の
原理を究めて、実際上、風俗、人情の改良をはかるゆえんなり。余が今回の遠遊もまた、....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
するに至れり。欧州大戦初期に於けるドイツ軍のフランス侵入方法は、ロイテン会戦指導
原理と相通ずるものあり。欧州大戦に於て敵翼包囲不可能となるや、強固なる正面突破の....