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原産地
「原産地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原産地の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
あまりに無内容な方法論だということに、段々人々が気づいて来たのである。この哲学の
原産地であるドイツでも亦、この点は段々に教養ある人々の不満を買うようになっていた....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
弗利加には馬酔木の大平原があるそうです」 「……ふ――む……君のお話の通りだと、
原産地から直接にC・Pを取り寄せてもいい。精製するのは何でもないから……。いい事....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
。 ……いつの間にか世界は、天狗様ばかりになってしまいました。 中でも天狗の
原産地たる吾国では、到る処の高山深谷に住んで、各雄名を轟かしております。先ず天狗....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ので、古くから中国には栽培せられてあったが日本へは未渡来品である。そしてこの草の
原産地は熱帯地で、インド、マレーからオーストラリア、太平洋諸島、西アジアからアラ....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
れい》だから、そういったものであろう。 元来《がんらい》、芍薬《しゃくやく》の
原産地は、シベリアから北満州〔中国の東北地方の北部〕の原野である。はじめシベリア....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
リー同様、牧羊犬なのだそうですが、今ではもっぱら番犬として珍重されて……しかし、
原産地地方でも今では数が尠くて、ほんとうの牛犬はそう沢山にはいないというのです。....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
私は思っている。 いずれの民族においても、動物の説話は最も古く、従ってまた出処
原産地の確かめ難いものとなっている。実際日本でもいかなる種類の人が運搬したものか....