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「原由〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原由の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
専ら地下の爬虫孵り出る時地崩れ水|湧《わ》き出るを指《さ》す名となったので、その原由は※が蟄居より出で来るよりも主として雷雨の際土崩れ水出で異様の骨骸化石を露わ....
惜別」より 著者:太宰治
eriell の慰楽を教化の手段に用いる事はしなかった。そこに、明治維新の奇蹟の原由があったのです。自国民の救済に科学の快楽を利用するのは、非常に危険な事でした....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
の説明にも少し骨を折れば、この考えなどは、忽消え失せるものかも知れぬ。が、あまり原由近似なるが故に、試みに記しておく。 私の女主人公|南家藤原|郎女の、幾度か見....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
る中に在って、居士は静かに俳句の研究に専念なることを得た。もとより居士の性格にも原由するが境遇もまたこれを助けたといってよい。その静かに方丈の室に閉じ籠っていわ....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
通を持つのは不思議だと思っていた。 ところが偶然なる手掛りがあって、今私はその原由を見出そうとしている。磐城の上遠野附近に住む人から、一友人への通信の中に、あ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
であったのか。はたまた近世に入って急激に古風が消えたのか。もし後者だとすればその原由や如何。食物は人が生きているということの、何よりも主要な外貌である。それに是....