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原石
「原石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原石の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
は、キラキラ光る粒が二、三粒転がっている。手にとると、まだ磨かれていないダイヤの
原石。大きさは、まあ十カラットから二十カラットぐらいだろうが……、それよりも、掘....
「岩魚の怪」より 著者:田中貢太郎
村の男は手ごろの河
原石を持って岩の凹みの上で、剥いだ生樹の皮をびしゃびしゃと潰していた。その傍には....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
も知れない。彼はいつも時代におくれていた。彼の経綸は常に後手をふんだ。秀吉に小田
原石垣山の陣屋へよびつけられて油をしぼられた二十四のザンギリ髪の異形児は、はじめ....
「増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
の借金 さらに、次へ繙いて行くと、三千両が庄内藩主酒井左衛門尉。百五十両が小笠
原石見守。三百両が高梁藩主板倉伊賀守。金一百両が上田城主松平伊賀守。三百両が牧野....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
見かけないものが二つあります。一つは水晶細工で一つは「印伝」であります。荒っぽい
原石から綺麗な艶を有った品になるまでの手間は大変なものでありましょう。「玉|磨か....
「オスカー・ブロズキー事件」より 著者:妹尾アキ夫
ーは大がかりにダイアを取り扱う、かなり名をしられた商人で、主としてまだ加工しない
原石を買いとるが、目がよくきくというので評判だった。彼はいつも普通より大型の、値....