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原著
「原著〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
原著の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
「此書因種々事故、遷延甚久。如今以這篇年譜為最後工作。在此※望此書之快成、併敬祝
原著者健康。」としてあったのも忘れがたい。
この『寝覚』第一部の終の方には作中....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
フィロラオス Philolaos の説として伝えられたもの)については遺憾ながら
原著は伝わらず、ただ二度あるいは三度他人の手を経たものしか知ることができない。こ....
「映画と癩の問題」より 著者:伊丹万作
社会的に解決しようとする意志に協力する立場をとる以外にはあり得ないと思う。そして
原著『小島の春』においては明らかにこのような立場をとっている著者の姿をうかがうこ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
る風雪の日こゝで生別の死別をした若者を忘るゝことが出来ぬ。
其は小説|寄生木の
原著者篠原良平の小笠原善平である。明治四十一年の三月十日は、奉天決勝の三週年。彼....
「とんびと油揚」より 著者:寺田寅彦
腐肉には気づかなかったとある。 しかし、これはずいぶん心細い実験だと思われる。
原著を読まないで引用書を通して読んだのであるからあまり強いことは言われないが、こ....
「映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
である。 二 居酒屋 ゾラの「居酒屋」を映画化したものだそうである。
原著を読んでいないからそれとの交渉はわからない。しかし普通のアメリカの小説映画と....
「映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
ある。 (昭和十年五月、映画評論) 十五 乙女心三人姉妹 川端康成の
原著は読んだことはないが、この映画の話の筋はきわめて単純なもので、ちょっとした刃....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
結局に於て勉強家でもあるということになる。ただ多少文章上の気取り屋であるために、
原著者の名前を省略したり何かするのである。 独創家でないからと云って、併し思想....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
貫目を引きつつ、膝のめりやすを溢出させて、 「まるで、こりゃ値になりませんぞ。」
原著者は驚いたろう。 「しかし買うとして、いくらですか。」 ――途方もない値を....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
の原作である。 ここに編入されたものは、外国の怪談十六種、支那の怪談一種、その
原著者はいずれも古今著名の人びとのみで、いちいちあらためて紹介するまでもあるまい....
「変った話」より 著者:寺田寅彦
が実によくわかる。面白いから通読してみる気になって第一頁から順々に読んで行った。
原著の方は知らないのであるから誤訳があろうがあるまいが、そんなことは分かるはずも....
「博物誌あとがき」より 著者:岸田国士
これで世間に通った訳語だと思うから、そのまま使うことにした。 フランスにおける
原著の最初の出版は一八九六年で、四十五の項目しかなかった。一九〇四年にフラマリオ....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
としてなされた修正であって、重要な修正ではない。第八二節がこの部分である。 二
原著の叙述は、ほとんど全部条件法を用い、
原著者がその主張にいかに謙譲であったかを....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
ダールタという本を思い起した。私はこの本を倫敦にいたとき英訳で読んだのだが、その
原著者は確かに独逸人である。この本の主人公シッダールタは、釈尊のコースを直線とす....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
開されたりした問題がこれらの原注の中にいわば音楽の主題のように散在している。 ○
原著者がドイツ文から仏訳して引用した文章は、原書のドイツ語訳の中に用いられている....