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「原詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
余が翻訳の標準」より 著者:二葉亭四迷
ぬが、兎に角其の訳文は立派なロシア文となっている。 けれども、これをバイロンの原詩と比べて見ると、其の云い方が大変違う、原文の仄起《そっき》を平起《ひょうき》....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
時にまた一戸君の書に採録された英訳や同君の達意の訳詩を参照されれば、より明らかに原詩の面影を髣髴させることを得られるであろうと思われるのである。 古事記や道徳....
ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
分のような古典の知識のないものにとっては大部分はいわゆるねこに小判である。しかし原詩の十行あるいは三十行ごとに掲げた摘要は便利なものである。 マンローの第三巻....
映画雑感(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
かない試みであるとはたしかに思われるものである。これはロベール・デスノという人の原詩を脚色したものだそうであるから、原詩をよく味わった人にはあるいはいくらかおも....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
》てを適宜に導くなれ! そして彼が、若い野人の傲慢《ごうまん》さをもって、原詩の中の元の場所から平気で引き抜き、自分の歌曲《リード》の結末としている、壮大....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
、すぐれた訳詩だと賞讃したものであるが、翻訳技術の巧みな事は勿論ながら、其所には原詩の色も香も、すっかり日本化せられて残った憾みが深い。詩の言葉の持っている国境....
初期詩篇」より 著者:原口統三
に 幻の城は聳えていた ………… (エチュード※) (注)「暁の使者」の断片。原詩は次の「永劫への旅」と共に一高同窓会雑誌『枯葉』に投稿、同誌は校正刷りのまま....
真の愛国心」より 著者:新渡戸稲造
事は日本に関することであるから、必らずや我国語に翻訳せられ、または有識者の間には原詩が大に広まれるものと思い、これを友人間に質《ただ》したが、更に伝わっていない....
人格の養成」より 著者:新渡戸稲造
《かんなん》を利用して己《おの》れの人格を一層高くするという意味で書いた歌に、(原詩略す)実にどうも美事《みごと》な言葉です。世の中に出られたならば、この艱難と....