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「原語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原語の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
教とも言いますがね。」(「生活教」という訳語は当たっていないかもしれません。この原語は Quemoocha です。cha は英吉利《イギリス》語の ism とい....
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
屋の清次郎という屋根屋の棟梁で、侠気な人が有ったというお話にします。又|外国では原語でございますとジョン、ハミールトンという人が、ナタンブノルという朋友の同類と....
メールストロムの旋渦」より 著者:佐々木直次郎
ウェー北部の海岸にある有名な大旋渦。モスケン(モスケー)・ストロムとも呼ばれる。原語読みならばメールシトルムとでも書くべきであるが、ここでは英語読みにした。前の....
江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
うものがあって、これが邏卒となり、巡邏となり、巡査となったので、初めはポリスって原語で呼んでいた訳ですな。こういうように巡査が出来る前は世の中は乱妨で新徴組だと....
外来語所感」より 著者:九鬼周造
訳語をつくること、またいったん通用してしまった場合にはなるべく早く訳語をつくって原語を社会の識閾から駆逐する事を計らなければならない。 いったん、外来語が社会....
銀座は昔からハイカラな所」より 著者:淡島寒月
りを「オムニバス」というものが通りました。これは即ち二階馬車のことですが、当時は原語そのままにオムニバスと呼んだものです。このオムニバスは紀州の由良という、後に....
小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
が、 「*さよ。」と、いうと、あいては、「なき。」とこたえます。 *デンマークの原語では「ナデル(小夜)」。「ガール(啼鳥)」。「ガール」にはおばかさんの意味も....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
レリー師が教祖マラルメ師の書斎を語って、一歩と三歩の小さな部屋、と云っているが、原語は私が馬鹿正直に訳した通り、PAS というのです。一歩と三歩じゃ小さすぎらア....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
につくその空想上の類似 家具とリューシーとの表情の類似。 プロス嬢 「嬢」の原語の「ミス」は、未婚婦人の名に冠する敬称であって、このプロス女史は年齢がもうあ....
演出者として」より 著者:岸田国士
うな気がしなくもなかつた。 第一に、私はロシア文学について勉強が足りず、原作も原語で読めない弱味は、戯曲演出の場合はまず致命的といつていいからである。 それ....
翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
畏友《いゆう》吉村鉄太郎がひそかに歎《なげ》いたことがある、――「あの作家がもし原語で読まれていたのだったら、ああいう見っともない事にはならなかっただろう」と。....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
の一大臣は蝦夷とも蝦※とも正史に出でたり。エミシを又エビスとも云ひたり。其孰れが原語なりや未だ調査せざるも、要するに同語なるは明白なり。後世に至りて関東武人をア....
妖怪報告」より 著者:井上円了
三号の付言に従い、はばかりながらちょっとのべんに、およそ人の睡眠するは、すなわち原語のスリープという。心理書によれば、その定義は、意識を失うこと、すなわちわが我....
ハイカラ考」より 著者:木村荘八
までもなく、発音が「ハイカラ」とつまって、日本語になった。元は「ハイ・カラー」と原語なみにカラーを引張って云ったものである。 ハイカラにかぎらず、これは何によ....
えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
イヌなどは,そういう巫者の,「なりなりてなりはてたる姿」なのであろう. (22)原語は「オハチスイェ」( (23) 原語「ペンタチ・コロ・オヤシ」 (24) こ....