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「原説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原説の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
そこで本邦地名の問題に触れるとなれば、自然の勢いで、アイヌ語や朝鮮語による地名起原説を参照しなければならぬ事になる。そうなると問題は自然自然に推移して結局は日本....
火山の名について」より 著者:寺田寅彦
su, Nasu があることに注意したい。しかし私はこのようなわずかの材料から語原説などを提出する意は毛頭ない。ただ、一つの興味ある事実を注意するだけである。 ....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
一 連句の独自性 日本アジア協会学報第二集第三巻にエー・ネヴィル・ホワイマント氏の「日本語および国民の南洋起原説」という論文が出ている。これはこの表題の示すごとく、日本国語の根源が南洋にあ....
断片(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
する阿含経の文句が挙げてある。ところがその説明が現在の科学の与えている海水塩分起原説とある度までよく一致しているから面白い。 また河水が流れ込んでも海が溢れな....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
書と本著者とのために切にこれを惜しまざるを得ず。ことにこの場合において、もしその原説者の名を隠せるものあらんには、たとい著者においてなんらの悪意なかりしとするも....
炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
はともかくも都人と姻戚の関係を結んだ。頼時の長子貞任はさらに深入りして陸奥権守藤原説貞の娘を妻に申し受けたいと懇望した。これは身分卑しとの故に拒絶せられたが、そ....
間人考」より 著者:喜田貞吉
いるが、これは後世の賤者等が他の軽侮に対して自己を擁護すべく、往々にして種々の起原説を附会しているのと同様に、必ずしも史実として信ずべき価値の乏しいものと解せら....
旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
のの太鼓を張って、これを日蓮に贈ったのだなどと、エタという事に付会して、とんだ起原説までが書いてあるのである。なおまた日蓮は穢民の家を捨て、母の縁を尋ねて漁家の....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ゆるシュクの徒の中には、世間から軽侮忌避さるるに対する自衛上の努力から、種々の起原説を唱えているものもある。その中には非常な富豪もあって、徳川時代に知名の学者に....