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「原質〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

原質の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三角形の恐怖」より 著者:海野十三
とを信ぜずには居られませんでした。 斯うしておいて其の翌日は、細田氏に三角形の原質的な記憶を呼び起さしめるために同じような時間に出向いて、あれから少しはなれた....
われを省みる」より 著者:宮本百合子
》と、単純で力強い柱台《ベイシス》とに注意を向けた如く、学徒が、狂暴な程、雑多な原質の目覚める青年期、不思議に還元的色彩を帯びる更年期を特に著しい二焦点と感じる....
日記」より 著者:宮本百合子
すことは出来る。けれども、土を養い、水をぬくめ、あらゆる生存の根源となるような、原質的な創造は出来ない。此の出来る人こそ真の天才で、万々に一の一現れるものなのだ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
育せんと欲すれば、必ず外物をひとたびその消化機関の中に入れ、これをしてそれ自体の原質に変化せしむるを要すると同一般なり。 宗教もまたしかり。わが国には千百年来....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ればただ数百の物質を 調合して、調合の為方が大事ですよ、楽々と 人間と云うものの原質を組み立てるですね。 それを硝子|瓶に入れて封じる、それを十分に 蒸餾するで....