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厨川白村
「厨川白村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
厨川白村の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
う問題になっていた。実際に失業がそんなにひどい現実とのつながりでとりあげられず、
厨川白村がしきりに書いている恋愛論のロマンティックな色彩の裏づけとなる条件のよう....
「最近悦ばれているものから」より 著者:宮本百合子
一部の偶像のように成っている Lord Dunsany に就て書こう。彼の経歴は
厨川白村氏の印象記の中に委しく書かれているからやめて作品に移る。 彼は全く白村....
「新しき夫の愛」より 著者:若杉鳥子
は問題にする方が間違っている。彼等にはそのつもりで交際してゆき給え。「宅下げ」は
厨川白村二冊、「ドイツ語動詞変化表」の一冊。洗濯の事は心配しなくてもいいよ。監獄....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
的立場から両性問題を進歩的に見ようとした「新道徳の中心問題と婦人の解放」。評論家
厨川白村は、「近代文学十講」を書いた平明流達な筆致で、エレン・ケイの思想から一層....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
いわけには行かぬ。例えば上田敏もこのタイプに近い処の大をなした人だったろう。処が
厨川白村は遂に作家ではなかったが、同時に大きな勢力は有たなかった。しばらく内容は....
「C先生への手紙」より 著者:宮本百合子
ず同性と云う点から、こちらの婦人に就いて私の思ったままを述べさせて戴きましょう。
厨川白村氏によって「女王」の尊称をたてまつられ、又この名にふさわしい権力を以て生....
「大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録」より 著者:宮本百合子
顔を出して居た。女中と二番の子が海岸橋を渡り切って下馬に来たとき、あとから渡った
厨川白村氏がつなみにさらわれ沖に持って行かれた。....
「柳原燁子(白蓮)」より 著者:長谷川時雨
うてん》氏)叱《しか》られはしまいかと、いかにも若々しい学徒の純情でいっている。
厨川白村《くりやがわはくそん》氏の「近代の恋愛観」が廿回ばかりつづいて、やはり『....
「日記」より 著者:宮本百合子
、音楽などを聞くに、あれで魂に入るかと怪しまれる。 ◎
厨川白村氏であったか、何かでチェスタートンの諷刺文に就て紹介されたのを読んだこと....
「触覚の世界」より 著者:高村光太郎
ト自身ではない。カント自身はその哲学を貫く中軸の奥に一個の存在として生きている。
厨川白村の該博な知識は彼自身ではない。彼自身は別個の存在として著書|堆積裏に蟠居....
「環礁」より 著者:中島敦
くと、その板の間に小さなテーブルがあって、本が載っていた。取上げて見ると、一冊は
厨川白村《くりやがわはくそん》の『英詩選釈』で、もう一つは岩波文庫の『ロティの結....