厭倦[語句情報] »
厭倦
「厭倦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
厭倦の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二人の友」より 著者:森鴎外
察する。そして多少気まずく思う。その上余り頻《しき》りに往来した挙句に、必然起る
厭倦《えんけん》の情も交って来る。そこで毎日来た君が一日隔てて来るようになる。二....
「魚玄機」より 著者:森鴎外
を訪ねた。襄陽では、温は刺史徐商の下で小吏になって、やや久しく勤めていたが、終に
厭倦を生じて罷めたのである。 温の机の上に玄機の詩稿があった。李はそれを見て歎....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
酔が芸術の享楽によって与えられたのであって、在家の生活におけるがごとく、たちまち
厭倦と苦痛とに変ずる直接の享楽によって起こされたのでなかったことに基づくのであろ....