厳正中立[語句情報] » 厳正中立

「厳正中立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

厳正中立の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅愁」より 著者:横光利一
は近づき難い様子だった。しかも、この一隊だけは政府党の警官たちをも監視し牽制する厳正中立の鉄甲である。それでもまだここへも雪崩れかかろうとして詰めよる群衆と、引....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、階級的な中立を堅持し得る最も信頼すべき分子だということになる。 だが中立とか厳正中立とかいうもの程、論理学的にナンセンスなものはない。まして社会階級の対立場....
南島譚」より 著者:中島敦
局、相手を素裸にして打倒した女が凱歌をあげ、情事に於ける正しき者と認められ、今迄厳正中立を保って見物していた衆人から祝福を受ける。勝者は常に正しく、従って神々の....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
見物人に早変りをするという始末、市民はまるで活劇を見ている調子で騒ぐ。 警察は厳正中立を声明し、知らぬ顔をしている。そこで娘子軍は持久策を取り守護隊は暫時専門....