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厳粛主義
「厳粛主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
厳粛主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
き回り、親切な芝居をしていた。家の者らの冷酷厳格な活動性にたいする、またドイツの
厳粛主義や軍国主義や俗物根性などにたいする、反発的精神から、彼はトルストイ主義者....
「哲学入門」より 著者:三木清
務のために義務を行うものでなければならぬと考えるのである。そこでカントの倫理説は
厳粛主義と称せられている。これによってカントは道徳における心情の純粋性を要求する....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
家の実行力の薄弱、社会的善の奉仕の懈怠等は皆ここから生じるのだ。この利己と利他、
厳粛主義と情緒主義との調和の問題も倫理学上の根本問題である。 つぎに人格主義か....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
ゴイさんが、好きな絵を描くこともやめてすすんで海軍に入ったのは、シゴイさん一流の
厳粛主義のせいばかりでなく、パパがこうありたいとねがっていたことを、代ってやりと....