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厳談
「厳談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
厳談の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
した。重ね重ねの増長傲慢に山川部長はゲキリンされて、小学校へのりこんで校長先生に
厳談されたが、校長先生の答えられるには、満場一致という民主的解決であるからと仰せ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
それだけではおさまらず、人を介して敏司の父にかけあい、息子の監督不行届きであると
厳談に及んだという。又、ヒサの母にも厳重に指図して、今後はヒサを決して一人で外出....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
四十銭に違いない。問屋に照会したところ問屋の仕入原価が四十銭、問屋も驚いて会社に
厳談に及ぶと、会社の言い分は、 『○○百貨店は毎日六百缶(七斤入り)を現金取引で....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
く寝るべきであると、元来私の十五歳からの友だちだからさっそく三木男君を呼びつけて
厳談に及ぶと、しばらく黙ってジーッと聞いていた同君、やがてのことにムックリあの白....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
あろう、武蔵をこれへ出しやれといい猛って……オオここへも聞えてくるわ、あの通りな
厳談じゃ。――武蔵、なんとしやるぞ」 「……え、お杉婆が」 耳を澄ますと、なる....