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「去冬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

去冬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
いるのである。敵の廻し者と信じたのも、決して無理とは云われない。 その上彼らは去冬以来、ほとんど常識を失っていた。そうして殺伐になっていた。教団全部が発狂して....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に伝聞のまましばしば書きいる。しかるに今は神池空しく涸《か》れて鰻跡を絶った由。去冬魚類専門の田中茂穂氏来訪された時、氏の話に、魚類の心理学は今に端緒すら捉え得....
南国太平記」より 著者:直木三十五
山人が、秘蔵されています)を、読んで行った。 一、二(二階堂志津馬のこと)も、去冬より今迄に、金子等も余程つかいこみ、帳面を、仲(仲吉利のこと)へ次渡候事出来....
黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
にすぎ、他方は閉鎖的にすぎて、ともに『歴史家』の読者から無縁なことをおそれるが、去冬「ケプロンとクラーク」について書き出した原稿をやめてこんなものを書きあげたの....