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去月
「去月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
去月の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
、餓死、切腹、討ち死、討たれ死の多い死屍累々、惨劇の珍たるものである、大当り/\
去月末の計画で近く発表の死んだ『気どりや全集』や旧版丸抜の『思想善導全集』などと....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
忙しさの原因は、空襲対策の整理のため、仕事のため、殊に講演出張のため。 ◯沖縄は
去月二十日を以て地上部隊が玉砕し、二十六日にはそれが発表された。「天王山だ、天目....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
事実を裏書きしたに過ぎなかった。 事件に稍自信を得て来た古我判事は翌四月七日、
去月二十日一回の訊問をしたきり打ち棄てゝ置いた支倉の第二回の訊問を行った。 所....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
されし娘粂儀、南殿村稲葉氏へ縁談御約諾申し上げ置き候ところ、図らずも心得違いにて
去月五日土蔵二階にて自刃に及び、母妻ら早速見つけて押しとどめ、親類うち寄り種々申....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
年の秋が来た。 かれのこのごろの日記には、こんなことが書いてある。 十月一日。
去月二十八日より不着の新聞今日一度に来る。夜、善綱氏(小僧)に算術教ふ。エノック....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
子の疾革まれるなり。 かねては一月の余もと期せられつる京洛の遊より、中将父子の
去月下旬にわかに帰り来たれる時、玄関に出で迎えし者は、医ならざるも浪子の病勢おお....
「追想」より 著者:宮本百合子
まぎれもない自分だ。けれども、内容がはっきり心に写らない。文句は、深田様がお産で
去月何日死去されましたから、御悔みのしるしに何か皆で買ってあげたい、一円以上三円....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
き、二十四日に一寸書いたぎり、十日経ちました。今夕は母上、咲、国と歌舞伎座です。
去月の十三日以来、初めて一人の夜。二人きりの夜。二通のお手紙にやっと返事をかくわ....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
第一回 獣人 一 「マドリッド日刊新聞」の記事…… 怪獣再び市中を騒がす。
去月十日午前二時燐光を発する巨大の怪獣|何処よりともなく市中に現われ通行の人々を....
「魔都」より 著者:久生十蘭
いた。
安南王の御迎春
東京御滞在中の
皇帝の御動静
去月廿二日以来、帝国ホテルに御滞在中の安南帝国皇帝宗竜王殿下は東京に於て御宝歳を....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
取り調べたる上、いかんともこれが鑑定を試みんと決心せり。(未完) かくて予は、
去月二十五日早朝東京を発し、その夕甲州北都留郡上野原村に着して、その夜はここに一....
「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」より 著者:福沢諭吉
左の一編は、
去月廿三日、府下芝区三田慶応義塾邸内演説館において、同塾生|褒賞試文《ほうしょう....
「棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
。関係当局でも近来の怪事件として、急遽凝議、不審の眉をひそめている」 これが、
去月二十四日に現れた、この事件に対する全国各新聞の第一報なのですが、内容といい奇....
「西航日録」より 著者:井上円了
ラビア号よりヴィクトリア号に移り、午前十時アデン港を発す。この日、雨少なく降る。
去月十日以来、はじめて雨を見る。九日、十日、紅海中を北走す。十一日(日曜)夜、ス....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
曜)、快晴。ただし北風強く、浪花翻る。午後二時半、はるかに山影および灯台を望む。
去月二十一日以来、はじめて陸端に接見す。これ、南アフリカ・ナタール州の東端なり。....