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「参じる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

参じるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
千であったが、信玄には山伝いに妻女山の背面へ迂回している一万二千の兵がやがて馳せ参じるであろうことが分っている。それに比べて我が善光寺の五千の兵はこの策戦を関知....
織田信長」より 著者:坂口安吾
らだ。人間の実相を見つめるものは、鬼である。悪魔である。この悪魔、この悪党は神に参じる道でもある。ついにアリョーシャの人格を創造したドストエフスキーは、そこに参....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
坐りなおして見張役となる。 世が世なら竹屋|三位卿も、九重の歌会、王廟の政治に参じる身分、まさか、見張番まで勤めるのでもあるまいが、朝廷の御衰微今より甚しきは....
三国志」より 著者:吉川英治
あった。 義軍はやがて、※郡の府に到着した。道々、風を慕って、日月の旗下に馳せ参じる者もあったりして、府城の大市へ着いた時は、総勢五百をかぞえられた。 太守....
私本太平記」より 著者:吉川英治
多い。わしは山伏となって、伊賀伊勢吉野にわたるつわものを募り、ややあとより笠置へ参じる。――笠置で会おうぞ」 と、弟宮へいう。 宗良もまた、 「わたくしはな....
私本太平記」より 著者:吉川英治
てまつると、天下へ公にしたならば、伊勢、美濃、飛騨にわたる不平どもも、争ッて馳せ参じるは疑いもない」 直義は誇った。自分のことばにだんだん魅せられていたのでも....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
執事が並んで来客を迎えていた。天気の悪いにもかかわらず徒歩で来る者、自動車で馳せ参じる者、招待状を受附に差出して奥の大広間に案内されて行く人達の中には東北から来....