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参戦
「参戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
茂和)、小生の八名集まる。 今日は宿題を検討する予定なりしが、それよりもソ連の
参戦、原子爆弾のことの方が重大となったので、このことを検討す。 「天皇に帰一し奉....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
勢を観望しておりましたウィルソン大統領の部下二三名の者に賄賂を贈って、出来る限り
参戦を早め、至急に動員を行うように勧告させました。 同時に一面に於て、かような....
「何故の出兵か」より 著者:与謝野晶子
の武力を割いて西比利亜に及ぼし、兼ねて日本を脅威しようとは想像されません。我国の
参戦程度を手温しとする英仏は、種々の註文を出して日本を戦争の災禍の中心に引入れた....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
面に於いて、行方不明となりたり。氏は英仏連合軍の中に在りて、自ら偵察機を操縦して
参戦中なりしが、ダンケルクの陥落二日前、フランス軍の負傷者等を搭載しパリに向け離....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
ょうか」 「さあ、わからないね」 「イギリスの潜水艦じゃないですかな。アメリカを
参戦させようというので、わざと南太平洋などで、あばれてみせたのではないでしょうか....
「平和への荷役」より 著者:宮本百合子
ければならない。アメリカのフレンド派のクリスト教徒三万人は、第二次大戦に、良心的
参戦拒否をした。そして負傷者その他の救護に著しい貢献をした。アメリカの反ファシス....
「東京要塞」より 著者:海野十三
な贈物をするというニュースを披露した。それはかつて欧洲大戦の砌、遥々欧洲の戦場に
参戦して不幸にも陣歿したわが義勇兵たちのため建立してあった忠魂塔と、同じ形同じ大....
「非人道的な講和条件」より 著者:与謝野晶子
世界的平和の中に自由なる生活を遂げしめようとするのが連合軍の志であり、殊に米国の
参戦理由であるという意味の事が声明されました。世界はこれに対して一言の異議をも唱....
「原爆詩集」より 著者:峠三吉
の旗が折れ ベルリンに赤旗が早くもあがったため 三ヵ月後ときめられたソヴェートの
参戦日が 歴史の空に大きくはためきかけたのを 〈原爆投下は急がれる その日までに....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
きれなくさせて、秘かにUR―4号の改装を始めたのでしたわね」 一九一五年五月、
参戦と同時に、伊太利は海上封鎖を宣言した。 もともと、両者の海軍力は、戦艦九対....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
こしばかり見当ちがいなほうを睨んでいるようだ。 和平斡旋の頬かぶりや、こんどの
参戦ぶりでもわかるように、あの方の主権を否定して日本をごたごたさせようとしている....
「終戦前後」より 著者:織田作之助
人々は、八月二十日を待たずに死んで行ったではないか。 原子爆弾と前後してソ聯の
参戦があった。その発表をきいた時、私は将棋を想いだした。高段者の将棋では王将が詰....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
せ口鼓をうちながら飲んだという。千住掃部宿の天満屋五郎左衛門は四升。 女猩々も
参戦した。江の島で酌女をつとめ、鎌倉|界隈では名うての豪傑おいくとおぶん、天満屋....
「三国志」より 著者:吉川英治
る士の持つところのものだ。わが軍に参加して、大いに勲功をたててくれ」 玄徳は、
参戦をゆるされて、約二ヵ月ほど、盧植の軍を援けていたが、実戦に当ってみると、賊の....
「原子爆弾雑話」より 著者:中谷宇吉郎
城、倫敦《ロンドン》の大爆撃に暮れ、十六年には今次の戦争は遂に独ソの開戦、米国の
参戦というクライマックスに達している。この間勿論我が国でも、支那事変が遂に世界戦....