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参朝
「参朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
十二月九日、王政復古の号令が発せられ、アンチ徳川の連中は悉く復活し、公武合体派は
参朝を禁ぜられてしまった。 その夜、小御所に於ける王政第一回の御前会議は、歴史....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
前、参覲交代の諸大名が江戸へ江戸へと向かっていた。それが江戸でなくて、京都の方へ
参朝するようになって来たからね。世の中も変わった。」 吉左衛門の心配は、半蔵が....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
藩の公議により、古今の得失と万国交際のありさまとを折衷せられ、今般外国公使の入京
参朝を仰せ付けられた次第である、と告げてある。もとより膺懲のことを忘れてはならな....
「続黄梁」より 著者:田中貢太郎
ってきた。傴僂のように体を屈めてむやみにお辞儀をする者が家の中に一ぱいになった。
参朝すると六卿がうやまいあわてて、※をあべこべに穿いて出て迎えた。侍郎の人達とは....
「連環記」より 著者:幸田露伴
ば、石の形にも方なのもあれば丸なのもある。石帯を借らせたとあれば、女の主人は無論
参朝に逼って居て、朋友の融通を仰いだのであろうし、それを遺失したというのでは、お....
「三国志」より 著者:吉川英治
将多しといえども魏帝もついにはひとりの仲達に恃みを帰するしかなかった。 「いそぎ
参朝せよ」と、召せばいつでも、素直に出てくる司馬懿であったが、闕下に伏しても、こ....