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「参河〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

参河の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
報恩記」より 著者:芥川竜之介
》「ぺれいら」の時計を奪ったのも、一夜《いちや》に五つの土蔵を破ったのも、八人の参河侍《みかわざむらい》を斬り倒したのも、――そのほか末代にも伝わるような、稀有....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
平越後守|斉孝の次女|徒の方の許へ壻入したのは、家斉の三十四人目の子で、十四男|参河守斉民である。 斉民は小字を銀之助という。文化十一年七月二十九日に生れた。....
十二支考」より 著者:南方熊楠
きところじゃったとある。 この話が移り変って『和漢三才図会』六九には、犬頭社は参河《みかわ》国上和田森崎にあり、社領四十三石、犬尾社は下和田にあり、天正三年中....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
はせ旅のしるしに 〔巻一・五七〕 長奥麿 大宝二年(文武)に太上天皇(持統)が参河に行幸せられたとき、長忌寸奥麿(伝不詳)の詠んだ歌である。引馬野は遠江|敷智....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
を食用に供する事多からざれども、延喜式巻第二十三部民部下交易雑物伊勢国海松五十斤参河国海松一百斤紀伊国海松四十斤、同書巻第二十四主計上凡諸国輪調云々海松各四十三....
法然行伝」より 著者:中里介山
の比丘尼西妙はその前夜法然の終焉《しゅうえん》の時を夢み、その他花園の准后の侍女参河局、花山院右大臣家の青侍江内、八幡の住人|右馬允《うまのじょう》時広が息子金....
山の人生」より 著者:柳田国男
かわけがあって固く信じていたものと思われる。それも決してありえざることではない。参河の長篠地方でおとらという狐に憑かれた者は、きっと信玄や山本勘助の話をする。こ....