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参考
「参考〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参考の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
悟《さと》りの早い藤田大佐はたちまち保吉の先まわりをした。
「弔辞を作られる
参考には、後ほど履歴書《りれきしょ》をおとどけしましょう。」
「しかしどう云う人....
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
った私は、午後と夜とをこの座敷で、はなはだ泰平に暮す事が出来た。が、同時にまた、
参考書と着換えとを入れた鞄のほかに何一つない私自身を、春寒く思う事も度々あった。....
「十円札」より 著者:芥川竜之介
わ》られた人のように、十円札をポケットへ収めるが早いか、そこそこ辞書《じしょ》や
参考書の並んだ書棚《しょだな》の向うへ退却した。あとにはまた力のない、どこかかす....
「路上」より 著者:芥川竜之介
い羅甸《ラテン》なんで――」
「君にも読めないかい。」
「まあ、どうにかですね。
参考にする飜訳《ほんやく》もいろいろありますから。――何でもチョオサアやシェクス....
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
われます。では一つ、その御発見になった事実を伺いたいものですね。私なぞにも大いに
参考になりそうですから。」
老紳士はパイプを銜《くわ》えたまま、しばらく口を噤....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
と申しますと、大体においてこれまでに三度ございました。今それを一つずつ私の日記を
参考として、出来るだけ正確に、ここへ記載して御覧に入れましょう。
第一は、昨年....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
の有する知識とは、要するに私の過去を整理し、未来に起り来るべき事件を取り扱う上の
参考となるべき用具である。私と道徳とに於ける関係もまた全く同様な考え方によって定....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
な化学作用に及ぼす温度の影響に関する我々の知識をも借りてここに利用すれば本質的な
参考となるわけであるが、我々は今正にそれをしようとしているのである。ヘルムホルツ....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
念は起すまい。 烏帽子もともにこの装束は、織ものの模範、美術の表品、源平時代の
参考として、かつて博覧会にも飾られた、鎌倉殿が秘蔵の、いずれ什物であった。 さ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
てその全部を公開することは到底不可能で、私としては、ただその中から、心霊的に観て
参考になりそうな個所だけを、成るべく秩序を立てて拾い出して見たに過ぎません。で、....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
であるが、これにつきては、モーゼス自身が、その序文の中で細大を物語っているから、
参考の為めに、その要所を抄出することにする。―― 『本書の大部分を構成するものは....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
に二氏の答書を促したる手簡ならびに二氏のこれに答えたる返書を後に附記して、読者の
参考に供す。 明治三十四年一月一日 石河幹明 記....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
き決議を決定いたしました。そしてわれわれ使節団を激励してくれたのであります。いま
参考までに決議文を朗読してみます。 決議。政府は現在安保条約を改定する方針を明....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
してお受けすることになった。 かくて同年夏、会津の川上温泉に立て籠もり日本文の
参考資料に熱心に目を通した。もちろん泥縄式の甚だしいものであったが、講義の中心を....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
で私は予て考えていたことを実行してみようと思い、ある日曜日にスチルリング氏の表を
参考として健康者と色盲者と異った字を読むような表を作りました。その頃また幸いにし....