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「参謀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

参謀の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
将軍」より 著者:芥川竜之介
《ぜんしょうしゅう》に駐屯《ちゅうとん》していた、A騎兵旅団《きへいりょだん》の参謀は、薄暗い司令部の一室に、二人の支那人を取り調べて居た。彼等は間牒《かんちょ....
星座」より 著者:有島武郎
ョンのように一つの定理が思いだされた。胸にこみ上げてくる喜びをじっと押し殺して、参謀の提出した方略を採用する指揮官のように、わざと落ちつき払いながら鉛筆を動かし....
高野聖」より 著者:泉鏡花
一 「参謀《さんぼう》本部|編纂《へんさん》の地図をまた繰開《くりひら》いて見るでもな....
婦系図」より 著者:泉鏡花
威厳を恢復し得て、勢に乗じて、 「貴娘に聞く事があるのですが、」 「はい。」 「参謀本部の翻訳をして、まだ学校なども独逸語を持っていますな――早瀬主税――と云う....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
〇―七一年)など、すばらしい決戦戦争が行なわれました。その後シュリーフェンという参謀総長が長年、ドイツの参謀本部を牛耳っておりまして、ハンニバルのカンネ会戦を模....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
し、遂に今日我国の要路要路の実権を彼等の手に握るようにまで後援したのです。×国の参謀本部の命令一下、彼等×探は、いやが応でもその命令を決行しなければならないので....
壊れたバリコン」より 著者:海野十三
れだって室内に姿を現わしました。少佐は其の人達を僕に紹介して呉れましたが、一人は参謀の川沼大尉、他の一人の阿佐谷中尉と二人の兵士は通信係の人達でした。少佐はこれ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
「別府閣下の布告は終りました」杉内アナウンサーは、幾分上り気味だった。「次は塩原参謀より東京警報があります」 「東京警備一般警報第一号、発声者は東京警備参謀塩原....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
九月二日 ◯本日午前九時十五分、東京湾上の米戦艦ミズーリ甲板上にて、わが全権重光参謀総長は、連合軍総司令官マッカーサー元帥らの前に進みて、降伏調印を終る。 か....
火星兵団」より 著者:海野十三
た。やられた宇宙艇は、これで、もう六隻か七隻になります。どうしましょう、兵団長」参謀とも見える火星人が、あわてくさって丸木の肩をたたくのであった。 「おおこいつ....
空襲警報」より 著者:海野十三
の知らせが集ってきた。東部防衛司令官香取中将は作戦室の正面に厳然と席をしめ、鹿島参謀長以下、幕僚を大|卓子のまわりにグルリと集め、秘策をねっていた。 「……さよ....
中支遊記」より 著者:上村松園
ようであった。 同じ南京では畑支那派遣軍総司令官閣下に御挨拶に参上した。後宮総参謀長その他の幕僚も御一緒であったが、畑大将は私が杭州で風邪をひき、二日ばかり微....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
い面会は前後に二度となかった。「ロスの奴滅茶々々かも解らん」とあたかも軍令部長か参謀総長でもあるかのようなプライドが満面に漲っていた。恐らくこの歓喜を一人で味っ....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
合格したが、二葉亭はその頃からの強度の近視眼のため不合格となった。(永見はその後参謀部の有数な秀才と歌われていたが、惜しい事に大尉で若死にしてしまった。福島大将....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ずかしい次第である。欧州大戦につき少しく研究するとともに、デルブリュックとドイツ参謀本部最初の論争戦であったフリードリヒ大王の研究を必要とし、且つかねての宿望で....