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「参謀総長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

参謀総長の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
〇―七一年)など、すばらしい決戦戦争が行なわれました。その後シュリーフェンという参謀総長が長年、ドイツの参謀本部を牛耳っておりまして、ハンニバルのカンネ会戦を模....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
九月二日 ◯本日午前九時十五分、東京湾上の米戦艦ミズーリ甲板上にて、わが全権重光参謀総長は、連合軍総司令官マッカーサー元帥らの前に進みて、降伏調印を終る。 か....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
都のにぎあいを再びここ山陽に見る心地せられぬ。 市の目ぬきという大手町通りは「参謀総長宮殿下」「伊藤内閣総理大臣」「川上陸軍中将」なんどいかめしき宿札うちたる....
計略二重戦」より 著者:甲賀三郎
重苦しい空気が、部屋全体に漲っているのでした。 仁科少佐は先ず直立不動の姿勢で参謀総長に敬礼して、続いて他の上官達に敬礼を一巡させました。 参謀総長は厳粛そ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
した。これはたしかに不破の関守氏に相違ありません。 現に胆吹王国の総理であり、参謀総長を兼ねていたはずの不破の関守氏が、急に水上の人となり、早舟の急がせ方はこ....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
秘密工場では第一号機の試験を終って、第二号機、第三号機と続々組立をはじめている。参謀総長のアーサー大将は、 「黒鷲第十号機が出来上ったら、わが空軍は三日間で、東....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
い面会は前後に二度となかった。「ロスの奴滅茶々々かも解らん」とあたかも軍令部長か参謀総長でもあるかのようなプライドが満面に漲っていた。恐らくこの歓喜を一人で味っ....
三国志」より 著者:吉川英治
してなどは、 「君は予の張良である」とさえいって歓んだ。張良といえば、漢の高祖の参謀総長に位する重臣である――このことばの裏をうかがうと、ひそかに自分を漢の高祖....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
立はこの事情を最もよく示している。 フリードリヒ大王以後統帥事項は当時に於ける参謀総長に当る者より直接侍従武官を経て上奏していたのであるが、軍務二途に出づる弊....