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参集
「参集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参集の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
のもっとも信頼するメディアム、ホップ夫人を同伴し、該《がい》ステュディオの一室に
参集せり。ホップ夫人は該ステュディオにはいるや、すでに心霊的空気を感じ、全身に痙....
「蠅」より 著者:海野十三
陣営では、軍団長イワノウィッチが本営から帰ってくると、司令部の広間へ、急遽幕僚の
参集を命じた。 「実に容易ならぬ密報をうけたのじゃ」と軍団長は青白い面に深い心痛....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
らせたり。 ◯今日の速達便にて、又々白亜書房なるもの探偵小説選集を出すとかとて、
参集方を頼み来たる。姫田余四郎氏の名にてなり。もちろん私は病身ゆえ失礼するつもり....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
どきさせたことだった。 再出発 その日の午後になって、旗田邸へ検察係官は
参集した。その朝の古堀裁判医の報告によって、新たな方向へ捜査を発展させる必要が出....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
して、ラヂウム元帥の前に並んでいたのだ。昔は、会議をするときには、方々から参謀が
参集したものである。今は、勝手な場所にいて、ただ、自分が背負っている携帯無電機の....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
れは誰それは油絵の理解者であり、金があると伝わると、八百よろずの神々がその一家へ
参集してくるというのだ。 さて、これが高砂屋の
参集ならば片っぱしから謝絶しても....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
れは誰それは油絵の理解者であり、金があると伝わると、八百よろずの神々がその一家へ
参集してくるというのだ。 さて、これが高砂屋の
参集ならば片っぱしから謝絶しても....
「連環記」より 著者:幸田露伴
衡も参していたろう、赤染右衛門も居たろう。ただ彼の去られた妻が猶生きていて此処の
参集に来合せたか否やは、知る由も無い。 寂照が去った其翌年の六月八日に、寂心が....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
どうなるのかしら?」 紋太郎には不思議であった。町奉行直々の出張といい諸侯方の
参集といい捕り物などでないことはもはや十分解っていたが、それなら全体何事がこの邸....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
言えば、楸はわが国のあずさは博物館の庭にあると。鴎外はこれに附記して、自分は賢所
参集所の東南に一株あったと記憶するといっている。 きささげについて書いて置きた....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
表であるはずの議員たちは何をするのかというと、一定期間、その白痴的大ドームの下に
参集して、もつぱら支配階級の利益を擁護するための悪法の制定に賛成し拍手を送る。そ....
「小山内薫先生劇場葬公文」より 著者:久保栄
」「子分の会」「劇と評論」各代表者が葬列に加わった。劇場員一同は午前十一時式場に
参集し、諸般の準備を整えて霊柩を迎えた。各方面から送られた生花造花をもって飾られ....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
だけ猶予せよとお求めになったのである。しかるに鎌倉にはすでに奥州征伐の兵士が続々
参集して、その数はやくも一千に及び、今さらこれをいかんともすることが出来ない。こ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
しきも、その勢力は同日の比にあらず。ひとり日曜のみならず、平日も午前はみな寺院に
参集す。婦人は帽を用いず、全身黒衣をかぶり、一見黒だるまのごとき装いをなして寺院....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
弘御所を和歌所と定められ、前日来仰せを蒙っていた者たちが、その夜、役員の資格で初
参集をした。寄人になったのはすべてで十一人、その名は藤原良経・源通親・源通具・大....