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「又者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

又者の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
。 しかも、それを嫌忌した者はただに徳川一族の者ばかりではなく、外様《とざま》又者の類までが、もしこの作を手に入れたときは、徳川への恐れと遠慮のために、その銘....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
本と申しまして、古《いにし》えの帝王は……」 「百姓をおだてちゃいけない、百姓や又者《またもの》をおだててのさばらせるのが、天下大乱のもとなのだ」 「ははあ、で....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
公《ますこう》の言う通りだ、どだい徳川の旗本が意気地なしだあから、そうだあから、又者《またもの》の国侍共《くにざむれえども》が、浪士風を吹かして、お江戸の真中を....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
。 うんで、つぶれて、腐りかかっている徳川末期の泰平の空気――なるほど、西南で又者が騒いでいるというも無理はない。事実、これは何とかしなければ仕方がない。この....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
罪じゃねえぞ、政治が悪いんだ、まだ、天から矢玉が降って来たわけじゃアなし、西国の又者が攻め込んで来たわけでもなし、天保の飢饉がブリ返して来たというわけでもないの....
南国太平記」より 著者:直木三十五
着、彼国軍機大臣より、更に有無之品、致交易度《こうえきいたしたき》趣之書状持越、又者右船乗頭よりも、同様交易筋之儀申聞候に付、去午年、仏国大総兵交着之節、和好交....
特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
に足るものであろうと思われる。もっともこの中には、公家・武家、並びにその奉公人・又者等を除外した数であるから、実際上の帝国臣民の数は、さらにこれよりも数割の割増....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
りては、通じては皆ヤッコとして、天皇直属の民ではない。天皇に対し奉ってはいずれも又者の地位におり、国家の公民ではないのである。これ特に賤民として、国法上その身分....