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叉銃
「叉銃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
叉銃の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
花が霧を通して、そこらの空気に、くん/\と匂っている。 兵士達は、駅前の広場で
叉銃して背嚢をおろした。営舎がきめられるのを待った。彼等は、既に、内地にいる時よ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
の上にのしかかってくる野蛮な軍国主義、舗石の上に鳴ってる佩剣《はいけん》、多くの
叉銃《さじゅう》、砲口を町の方へ向けて発射するばかりになってる、兵営の前の大砲、....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
堅くつき立ててあって、その上の方を繩《なわ》で結わえられ、ちょうどピラミッド形の
叉銃《さじゅう》のようになっていた。
叉銃の上には金網がのっていて、それはただ上か....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
ャンプができて、戦闘装備をしたアメリカの兵隊が一大隊ほど(と、あたしには見えた)
叉銃をして草の上で休んでいる。哨戒機の爆音が波のうねりのように遠くなったり近くな....