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及ばず乍ら
「及ばず乍ら〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高島異誌」より 著者:国枝史郎
るに、自害なさろうとは心得ぬ。死ぬ程の苦痛ござるなら、一応拙者にお話しなされい。
及ばず乍らお力にもなり、ご相談にも乗り申そう」――無理に懐剣を奪い取り、尚優しく....
「家」より 著者:島崎藤村
旦は結びたる夫婦の契を解き、今|迄を悲しき夢とあきらめ、せめては是世に君とお雪と
及ばず乍ら自身|媒妁の労を執って、改めて君に娶せんものと決心致し、昨夜、一昨夜、....