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「及落〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

及落の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
ったのである。 七 校門をはいって直ぐ右手にある賢徳館という古い建物のなかで、及落決定の教授会議がひらかれた。三月の初めで、京都では未だ厳しい寒さだった。スト....
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
と云って、ほとんど相手にならなかった。話しているうちに、僕は彼の思い立《たち》が及落の成績に関係のない別方面の動機から萌《きざ》しているという事を発見した。 「....
自叙伝」より 著者:大杉栄
たのだが、高等小学校卒業程度の試験なんだから、やすやすとできた。 そして官報で及落が発表される少し前に、山田の伯父から、「サカエゴウカクシユクス」という電報を....
学位について」より 著者:寺田寅彦
落しのないためにはなるべく多数の審査員を選び、そうしてそれらの人達の合議によって及落を決したらよさそうに思われるが、そうなるとまた実行上かなり困難なことが起って....