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「友好〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

友好の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
李陵」より 著者:中島敦
ろであった。武帝《ぶてい》の死と昭帝《しょうてい》の即位とを報じてかたがた当分の友好関係を――常に一年とは続いたことのない友好関係だったが――結ぶための平和の使....
旅愁」より 著者:横光利一
古典になっちまう。青年を古典にしちまったら、科学も死ねば、国も死ぬ。中国と日本の友好という外交一つさえ砕けてしまう。」 猛然とした久慈の攻撃にどうしたものか矢....
地球要塞」より 著者:海野十三
奴だ」 と、その声は、私を責めた。たしかにX大使の声だ! 「わしは君と、大いに友好的に、つきあおうと思っているのに、君はわしに危害を加えようとした。磁力砲とい....
わが戦争に対処せる工夫の数々」より 著者:坂口安吾
ゝい工夫、といふので、然し、最初に申上げておかねばならぬことは、終戦後みんな急に友好的に太平楽になつて、人道だの敵を愛せなどと云ふけれども、何と云つても戦争本来....
戦後合格者」より 著者:坂口安吾
かなる時でもそうにきまったものである。 日本共産党は率先して近隣の共産党国家と友好的な貿易を促進し、日本人を、又隣人をうるおして、その真に仕事の良さによって、....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ることが出来るであろう。その供給のほとんど全部を外国に頼る小商業国は、常に多数の友好国を有っている。かかる国は一般的憤激を買うほどの重要性を有っておらず、したが....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
良人だったのである。そこで彼女は、マウントジョイ卿を愛慕するようになった。一種の友好が生じた。明白な――生涯の友好が――そういう関係が、エセックスの親友と、エセ....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
はNEATOの体制の強化へと向わんとする危険な動きであります。この動きは中国との友好と国交正常化を阻害しようとする動きでもあります。これらの動きはあるいは警職法....
三国志」より 著者:吉川英治
禰衡が江夏へ遊びに行っている間に、曹操の敵たる袁紹のほうからも、国使を差向けて、友好を求めてきた。 荊州は両国からひッぱり凧になったわけである。いずれを選ぶも....
三国志」より 著者:吉川英治
酬うてくれるのだ。すなわち、そういう斡旋に物馴れた人物をもって、この際、呉国との友好を、より以上親密にせんという理由を表面に立てて、同時に呉妹君との縁談を運ばせ....
三国志」より 著者:吉川英治
の宿敵である。まさか一夜にしてその積年の障壁が外交工作によってとりのぞかれ、魏呉友好をむすんで、呉の大艦船が長江を溯り、荊州を圧そうなどとは夢想もできない転変だ....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
載に依ると、 武蔵ノ常ニ佩キシ刀ハ、伯耆安綱ナリシ由、然ルニ熊本ニ来リテ後、沢村友好(大学)ノ世話ニナリタリトテソノ刀ヲ礼トシテ贈リタリ。今モ、ソノ刀沢村家ニ在....
オスカー・ブロズキー事件」より 著者:妹尾アキ夫
せて、誰かかわりの者をよこさせますから、それまであなた、見張っていてください。」友好的な「さようなら、」をいいかわして、私たちは駅長といっしょにその家をでた。そ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
る。無理は禁物である。理解の進むに従って統制を強めて行かねばならない。最初は善隣友好の範囲を遠く出づる事は適当であるまい。覇道主義者は力をもって先ず条約的に権益....